MEMORIES OF THE JOURNEY

PEACE BOAT VOYAGE 122
A 107-Day Journey Around the World 2025.12.14-2026.03.30

 

Vol.70

2026.02.13

あ

「4日目、サンパウロへ!」の巻

おひとりさま離脱旅? 第4話のはじまり、はじまり〜!

5泊6日 ざっくりスケジュール

 1日目:ブエノスアイレス観光・泊
 2日目:イグアスへ移動→アルゼンチン側観光・泊
 3日目:ブラジル側のイグアス観光・泊
→4日目:サンパウロへ移動→観光・泊
 5日目:サントスへ移動→観光・泊
 6日目:サントス観光→ピースボートへ帰船

ふかふかのベッド。
もっと寝ていたいよ〜。
 
しかし今日は、
ひとりでサンパウロへ移動する日。
 
そう思った瞬間、ぱっちりと目が覚めた。
 
そう、亜呼ちゃんは、もう1日イグアスを堪能。
私は、ひと足先にサンパウロへ。
 
というわけで、
 
亜呼ちゃんとの最後の晩餐ーー
ならぬ、最後の朝食。


 

 
 
 
「またPEACEBOATでね〜!」
 
ここからは別行動!
タクシーで空港に向かう。
 

 
 
 
イズさんチームとは、サンパウロへのフライト時刻がほぼ同じ。
なのに、行き先が違う!
 
サンパウロには、代表的な空港が2つある。
コンゴーニャス空港と、
グアルーリョス国際空港。
 
私はコンゴーニャス空港。
イズさんチームはグアルーリョス国際空港。
同じ時刻に飛び立つのに、到着する空港は別々なのだ。
 
……つまり。
 
いよいよ、完全に、
「おひとりさま〜!」
 
きたーーー!
 
とはいえ、
イズさんチームのホテルと、私の宿は地下鉄で7駅ほどの距離らしい。
 
「チェックインして落ち着いたら、こっちのホテルにおいで!」
そう言ってもらい、本日のミッションが決まった。
 


 
サンパウロ「コンゴーニャス空港」
  ↓
宿にチェックイン
  ↓
地下鉄に乗る
  ↓
イズさんチームのホテルへ行く!
 


 
日本なら、どおってことのないこと。
んが、ここはブラジル。
 
+個人的な事情↓
 
現金なし。
カードが使える保証もなし。
変換プラグもなし。
 
つまり——
スマホの電池残量が、私の命綱。
 
さあ、どうなる?
サンパウロおひとりさま旅!

 
 
さて、イグアス路線の飛行機は、
「1週間に10便くらいキャンセルが出る」と聞いていた。
 
午後になるほど遅延が積み重なり、
天候が崩れ、機材が到着せず、
その影響が次々と連鎖していく——。
 
成功のコツは、どうやら午前便らしい。

そんな予測があったわけではなく、
たまたま朝イチの便を予約していただけなのだが、
行きも帰りも、オンタイム!
 
すいすーーーーい
幸先良し。

そうそう、
2日目のブログにも書いた荷物問題もクリアー(笑)
 
ラッキー!
旅は運。
運も実力。
 
……たぶん(笑)

イグアスさようなら〜ありがと〜


 

飛行機は定刻どおり、
サンパウロ・コンゴーニャス空港へ到着。
 
空港からホテルまでは約8km。
 
バスと地下鉄を乗り継げば、めっちゃ安い。
しかし、複雑。
 
タクシーは高い。
 
でもアルゼンチンとは違って、
ブラジルにはメーターがあり、カードが使える車も多い。

よし。
タクシーで行こう!
 
乗り場を探す。

 
 
よし!のった。
行き先、伝わった!
 
 
ホテル、着いた!
カード、使えた!
 

そして、陽気な運転手さん、
「明日も駅まで送るよ〜。ここに電話ちょうだい!」と名刺をくれる。
 
やさしい!
……電話したい。
めっちゃ電話したい。
 
んが、
 
ポルトガル語の壁〜〜〜!(笑)
気持ちだけ、ありがたく受け取った。

本日のお宿は、
「ホテル・ステラ(Hotel Stela)」。
 
頼みの綱、フロントで聞いてみる。
「変換プラグ、ありませんか?」
 
「No.」
ちーーーん。
 
手持ちの電池だけで、
なんとか乗り越えねば〜!

さあ、次は地下鉄で一本。
イズさんチームのホテルへ!
 
……と思った私が甘かった。
 
地下鉄の駅くらい、ぱっと見つかると思うじゃん?
見つからない。
 
そもそも「地下鉄って、ポルトガル語で何ていう?」
から始まる。
 
英語は、ぜんぜん通じない。
いや、私も英語ができるわけではない。
 
できるわけではないが、
「サブウェイ」も「ウォーター」も、単語ひとつすら通じない。
 
そして、サンパウロの街。
迫力がすごい。
 
治安が悪いとは聞いていたが、
 
靴を履かずに歩いている人。
路上に寝転がる人。
物乞い。
突然、声をかけてくる人……。
 
さらに、
道が、でかい!広い!でかすぎる〜〜〜!
 
Googleマップが、「ここを右折して、北へ進め」
と言っても——横断歩道がない。渡れない。
 
目の前に立ちはだかるのは、
「いったい何車線あるんだ?」という規模の巨大な立体交差。
 
地図は平面。
現実は、知恵の輪〜!

右へ行き、左へ戻り、上にのぼり、下へおり、また右へ行き……。
散々ウロウロした末に、私はひとつの確信を得た。
 
ポリスに聞くと、話が早い。迷ったら、ポリス一択!
ようやく的確な道を教えてもらい、無事、地下鉄の駅に到着した。
 
ところが、次なる難関。
現金、ゼロ。ブラジルの通貨、一銭も持っていない。
 
カードは使えるのか?
切符はどうやって買うのか?
どこでタッチするのか?
それとも、切符を入れるのか?
 
日本とは微妙に違うシステムを、
周りの人たちの動きを盗み見しながら解読する。
 
あの人は、そこで買った。
あの人は、ここを通った。
あ、あそこにタッチしてる!
 
見よう見まねで、
なんとか乗車成功!
 
そして——。
なんとか、イズさんチームとの合流に成功!
 
やった〜〜〜!
よかった〜〜〜!
 
もう、サンパウロは大丈夫!
……と、早くも妙な自信が湧いてくる。
 
なんなんだ一体⋯
このサンパウロを制覇したような「やったった感」は?(笑)


 
このあたり、全然写真を撮っていない。
⋯というのも、イズさんチームに、ちょっとしたトラブルが発生。
 
そんな事情にて、即・解散!
え? 広い道路のど真ん中で、いきなり、再び、
 
おひとりさま〜!
 
ここから地下鉄の駅までは、徒歩約10分。
さて、歩こう。
 
そう思った、その瞬間。
 
空が「ここからが本番だよ」と言わんばかりに、突然の大雨!
しかも、普通の雨ではない。
 
大粒!
大量!
全力豪雨!
 
傘があっても、前へ進めないレベル。
私は大きな木の下へ飛び込み、雨宿りをした。
 
「夕立なら、すぐに止むかな?」と天気予報を見てみる。
「サンパウロ地方は、雷雨がしばらく続くでしょう」…回復の兆し、ゼロ。
 
これは困った〜どうしよう。
いい考えも浮かばないまま10分ほど経っただろうか。
 
そのとき向こうから、
立派なコウモリ傘を差したおっちゃんが歩いてきた。
 
ここで私は、緊急脳内会議を開いた。
 
現在の状況:大雨。
現在の立場:孤独。
求めるもの:地下鉄の駅。
優先事項 :移動と安全。
 
……よし。これしかない!チャーーーンス!
私は、おっちゃんに向かって“念”を飛ばした。
(*超能力ではありません。必死さです。)
 
すると、おっちゃん、まさかのひと言。
「どこに行きたいの?」きた!!!!!
 
「地下鉄の駅!」と答えると、
「一緒に行こう!」と、傘の中へ入れてくれた〜!
 
やさしい〜このおっちゃん大当たり〜
目利き成功!ポイントは、持ち物と身なり〜
 
でも、よい子はマネしないでね〜(笑)
 
物騒だと聞いていた街で、
知らないおっちゃんの傘に入る。
 
我ながら、なかなか勇気ある行動をしたものだ。
とはいえ、
 
結果オーライ。
無事、地下鉄の駅に到着。
ピンチ脱出〜!
 
すると、おっちゃんから、
アドレス交換と記念撮影のリクエスト(笑)
 

 
恩人と雨のサンパウロで、
まさかの写真撮影会〜!イェーイ!

結局、来た道をそのまま逆戻り。
 
地下鉄に乗り、緊張の糸が切れると、
どっと疲れが押し寄せてきた。
 
というわけで、
サンパウロ観光は、ぜ〜んぶスキップ。
 
駅構内にある、キヨスク⋯
のような店で食料を調達、まっすぐホテルへ戻る。
 
今日は、もう店じまい。
サンパウロで何もしないという、贅沢な休息日。


 
 

そのころ、だぁさまはーー

インフルエンザによる隔離生活から、まもなく1週間。体調も回復し、翌朝9時に隔離解除が決まったと、連絡が入る。
 
いよいよ明日、サントスで待ち合わせだ!
 
つまり、明日のミッションはこれ。
「サンパウロのホテルからサントスまで移動し、だぁさまと合流する!」
 
乗り場はどこ?どこで降りる?地下鉄からバスへはどう乗り継ぐ?カードは使える?バスの切符は、どこで買う?そもそも予約は必要?
 
日本で、日本語なら、数分で終わりそうなことが、海外では一大プロジェクトになる。
 
「ちょっと調べよ〜」のつもりが、気づけば2〜3時間。
 
ポルトガル語のホームページは読めない。日本語で検索しても、欲しい情報にたどり着かない。日本人が書いた旅日記らしき記事から、正しそうな情報をひとつずつ拾い集める。
 
さらに今日、身をもって学んだ、「地図と現実は違う」。Googleマップが示す道を、本当に歩けるとは限らないのだ。
 
乗り場、降り場、乗り方、降り方。地下鉄からバスへの乗り継ぎ。カードが使えなかった場合の対処法。地図と現実のズレまで想定して……。考え始めると、キリがない。
 
しかも、調べれば調べるほど、スマホとパソコンの電池は減っていく。変換プラグがない今、電池の使いすぎは致命傷だ。肝心なときに地図が見られない。連絡が取れない。翻訳もできない。
 
……それは、もう終わる。
 
というわけで、適当なところで調査を切り上げ、強制終了。
 

消灯!

 
サントス行きのバスに乗れるのか?だぁさまと無事に遭遇できるのか?そして、船へ戻れるのか?
 
決戦日は、明日!

そんなこんなの

本日の結論。

 
おひとりさま旅に必要なのは、
 
Wi-Fiと、
スマホと、
老眼鏡。
 
これがないと、即死(笑)
 
あとは、
 
検索力。
予測力。
決断力。
行動力。
勇気。
体力。
気力。
 
そして、結局。
 
世界を旅するというのは、こういうことなのだ。
「一筋縄ではいかない。だけど、どうにかなる。」
 
それを毎回、おひとりさまで、ひょいひょいと乗り越えていくーー。
……亜呼ちゃん。
 
ほんと、スゴイ。
まぶい。まぶすぎる〜〜〜!
 
明日はいよいよ——
サントスへ!
 
だぁさま、待ってろよ〜!
 
🌀To Be Continued🌀

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