MEMORIES OF THE JOURNEY

PEACE BOAT VOYAGE 122
A 107-Day Journey Around the World 2025.12.14-2026.03.30

 

Vol.60

2026.02.03

あ

「旅客船は、どこまで大きくなるのか。」の巻

ナオ・ビクトリア博物館で出会った、
歴史を背負った4隻の船。
 
世界一周を成し遂げた、
ナオ・ビクトリア号。
 
ダーウィンが乗った、
HMSビーグル号。
 
マゼラン海峡の歴史に名を残す、
スクーナー船アンクー号。
 
そして、仲間を救うため、
荒れ狂う海を渡った、全長約6.9mの小さな救命艇、
ジェームズ・ケアード号。
 
船は、人を運ぶ。
荷物を運ぶ。
夢を運ぶ。
 
そして、ときには、
国の運命まで運んできた。
 
そんな船も、時代とともに、
ずいぶん大きくなりました。
 
 
さて、ここで、
ちょいと雑学コーナー。
 

🚢 船の大きさを「総トン数」で見てみよう〜

 
まず、船の「総トン数」は、
船そのものの重さではありません。
 
↑知ってた?
私は今知ったw
 
船内の空間が、
どれくらい大きいかを表す数字。
⋯そういわれればそっかw
 
・タイタニック:約4万6,000総トン
・飛鳥Ⅱ:約5万総トン
・PEACEBOATのパシフィック・ワールド:約7万7,000総トン
・MSCベリッシマ:約17万2,000総トン
 
そして現在、
世界最大級の客船は――
 
ロイヤル・カリビアンの、

スター・オブ・ザ・シーズ。

https://x.gd/xrm6f

その大きさ、
約24万8,000総トン。
 
タイタニックの、
およそ5倍。
 
パシフィック・ワールドの、
3倍以上。
 
最大乗客数は、
約7,500人。
 
さらに、
乗組員が約2,300人。
 
つまり、船の中に、
ほぼ1万人。
 
もはや船というより、
海に浮かぶ町。
 
いや、町には普通、
ウォータースライダーや劇場や、
巨大プールやスケートリンクは
ついていない。
 
船のほうが、
町より派手である(笑)
 
しかも、この船が就航したのは、
2025年。
 
つい最近。
 
 
人類は今も、
より大きな客船を造り続けている。
 
それにしても、
こんな巨大な船。
 
いったい、
いくらで造るのだろう。
 
スター・オブ・ザ・シーズの導入には、
約16億ドル規模の融資が組まれたという。
 
もはや「船を買う」というより、
国家級プロジェクト。
 
日本円に直すのは、
もうやめておこう。
 
ゼロが多すぎて、
旅ブログの手には負えない(笑)
 
当然ながら、
資本力がなければ造れない。
 
そして、
運用力がなければ、
 
造ったところで――
 
沈没。
 
いや、物理的にではなく、
経営的に(笑)
 
約7,000人分の客室を売り、
約2,000人の乗組員を集め、
食料を積み、
燃料を積み、
 
毎日、食事とショーと遊びを提供し、
巨大な船を動かし続ける。
 
大きい船ほど、
たくさんのお客さんを乗せられる。
 
一人あたりの運航コストも、
効率化できる。
 
レストラン、カジノ、ショップ、
有料アトラクション。
 
乗船料だけでなく、
船内でも、お金を使っていただける。
 
巨大客船は、
船そのものが観光地であり、
巨大な商業施設でもある。
 
だから、
大きくする意味はある。
 
ただし。
 
大きすぎれば、
入れる港も限られる。
燃料も、人員も、
整備費も巨額。
 
何千室もの客室が、
空室だらけになれば、
大きさはそのまま、
巨大な赤字となる。
 
「大きければ勝ち」
そんな単純な世界でもない、よね〜。

スター・オブ・ザ・シーズ!

公式HPからちょいと拝借〜
 

なんですって?(笑)
 

近づいてこられる方もちょっとコワイ(笑)
 
 

ちょいとご紹介

 
この旅の出航を見送りに来てくれたメンバーは、
 
「PEACEBOAT、でっか!」
 
と思ったはず。
 
その2倍以上の大きさを誇る
MSCベリッシマに、
 
なんと、
「ジャパネットクルーズ」で乗れる!
 
例えば、
日本一周9泊10日の旅。
 
お値段は、
2名1室利用で、おひとり約40万円〜。
 
100日間の世界一周から見れば、
かなりのショートクルーズ。
 
まずは10日間。
 
巨大客船のお試しとしては、
ちょうどよいかもしれない(笑)
 
 
ジャパネットは、2017年に第一種旅行業を取得。
 
オリジナル商品
「ジャパネットクルーズ」として、
クルーズ旅行の販売を本格化したそうな。
 
家電だけじゃないんかーい!
 
目のつけどころと、
商売の広げ方が、さすがです(笑)

MSCベリッシマ

 
ジャパネットクルーズ

そういえば、
 
飛行機にも、
巨大化の時代がありました。
 
ジャンボジェット、
ボーイング747。
 
そして、
総2階建てのエアバスA380。
 
たくさんの人を、
一度に運ぶ。
 
大きいことは、
よいことだ。
 
そんな時代。
 
ところが現在、
747もA380も、生産を終了。
 
より小さく、
燃費がよく、
 
目的地へ直接飛べる飛行機が、
主流になりつつある。
 
では、客船もいつか、
巨大化をやめるのだろうか。
 
答えは、
今のところ――
 
やめる気配なし、だそう。(笑)
 
客船は飛行機と違い、
目的地まで運ぶだけの乗り物ではない。
 
乗った瞬間から、
旅が始まる。
 
レストランも、
劇場も、
 
遊園地も、
プールも、
 
全部まとめて、
船に乗せる。
 
ならば、
船は大きいほうが、
 
できることも増える。
 
一方で、近年は、
小型の豪華客船や、
 
極地へ向かう探検船も人気だという。
 
大きな船には、
大きな船の楽しさ。
 
小さな船には、
小さな船の身軽さ。
 
世界の客船は、
ひとつの方向へ進むのではなく、
 
それぞれの個性を、
ますます強くしているそう。
 


 
では、
我らがPEACEBOAT、
 
パシフィック・ワールドは?
 
約7万7,000総トン。
 
世界最大の船と比べれば、
ずいぶん控えめ。
 
でも、100日間暮らすには、
大きすぎず、
 
小さすぎず。
 
船内を歩けば、
知っている人に会える。
 
ちょっと探せば、
だいたい誰かが見つかる。
 
それでいて、
ひとりになれる場所もある。
 
レストランも、
劇場も、
 
バーも、
麻雀ルームもある。
 
町ほど広くはない。
 
でも、家よりは、
だいぶ広い。
 
世界最大ではない。
 
最新でもない。
 
だけど、
100日間のわが家としては――
 
これくらいが、
ちょうどいい。
 
世界一周に必要なのは、
世界一大きな船ではなく、
 
世界一、
自分になじむ船なのかもしれない。
 
……と、
勝手な価値観で、
 
きれいに着岸(笑)
 
わ!   
 

 
ダブルレインボー!
 
……じゃない。
 
四時。
 
QPさんいわく、
 
虹(二時)が2つで、
四時。
 
なるほど(笑)
 

 
パシフィック・ワールド号は、いつだって、
予想をはるかに超える景色を見せてくれる。
 
ありがとー!
 
 

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