Vol.56

2026.01.30

「チリの地理を、知らない」の巻(前編)

いよいよ、
南アメリカ大陸の最南端が近づいてきた!
 
ここで、ふと気づく。
 
私、
チリの地理を、まったく知らない。
 
チリって、
南北に細長い国。
 
それくらいは知っていた。
 
でも、南の端っこって、
もっとこう……
 
地図の先っぽが、
シュッ!
と尖っているイメージ、ありません?
 
ところがどっこい。
南アメリカ大陸の最南端あたりは——
 
島!
島!
島!
島!

もはや“最南端”というより、
島迷路。
 
「どこが本体で、どこが端っこなん?」
と、地図を見ても目が迷子になる。
 
その名も、
パタゴニア・フィヨルド。
 
入り組みまくりにまくった巨大な入江。

 

ここに来て初めて、
私はこの「パタゴニア」「フィヨルド」という言葉を、
ちゃんと体感しました。
 
まず、パタゴニア
 
登山用品の「Patagonia」じゃないよ。
いや、そっちも好きやけど。笑
 
本家パタゴニアは、
南米南端の広〜い地域名。
 
南緯42度あたりから、南緯55度のホーン岬あたりまで続く、
アルゼンチンとチリの南のほう一帯を、
ざっくりそう呼ぶらしい。
 
手つかずの自然。
氷河。
荒野。
トレッキング天国。
 
なんかもう、
地球が本気を出しているエリア。
 
そして、その中にあるのが、
フィヨルドという地形。

昔ここにいた氷河が、
削って、
削って、
削りまくって——
 
そこに海水が入り込んでできた、
細長くて、深〜い海の入り江。
 
つまり、
山と海と氷河がつくった、
地球規模の彫刻作品。
 
そんな場所へ、
PEACEBOATはぐい〜っと入っていく。
 
レッツゴー!

目的地はーー
ピオⅪ氷河。
 
別名、ブリュッヘン氷河とも呼ばれるこの氷河は、
チリ南部の巨大な氷のかたまり、
南パタゴニア氷原から流れ出している氷河のひとつ。
 
しかも、ただの氷河ではない。
 
なんと、
南米最大級の氷河。
いや、最大と言われることもあるらしい。
スケールが、いちいち地球サイズ。
 
さらに驚くのは、
世界中の多くの氷河が後退している中で、
このピオⅪ氷河は、今も前進を続けているということ。
かなり珍しい例らしい。
 
そんな特別な氷河に、
船でぐい〜っと近づいていく。


 
岩肌が、急に地球っぽくなってきた。 
空気がひんやり。気温も景色も、明らかに変わる。
あれ? あれじゃない? もしかして、氷河!?
 

ついたー!
さっぶ。
 
⋯これ、真夏です。
 

氷の壁。
青白い光。
海に浮かぶ氷のかけら。
 
地図で見れば、ただの一点。
 
でも実際に目の前に現れると、
地球の記憶そのもの
 

 
飛行機では、絶対ムリ。
車でも、たぶんムリ。
歩いて行けと言われたら、もっとムリ(笑)
 
船だからこそ見に行ける景色。
 
世界一周の中でも、
こういう瞬間に思う。
 
ああ、
船旅って、こういうことか。
 
地図で見ていた世界に、
実際に入り込んでいく。
 
線の上をなぞるんじゃなくて、
地球のすき間へ、
そっと分け入っていく。
 
そんな感じ。
 
チリの地理、知らなかった。
 
でも、知らなかったからこそ、
この景色には、
まんまと驚かされたのでした。
 
🌀To Be Continued🌀
 
 
 

おまけ

 
期間限定特別メニュー
ホットチョコレートが
最高に美味でした!

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