MEMORIES OF THE JOURNEY

PEACE BOAT VOYAGE 122
A 107-Day Journey Around the World 2025.12.14-2026.03.30

 

Vol.56

2026.01.30

あ

「チリの地理を、知らない」の巻(前編)

いよいよ、
南アメリカ大陸の最南端が近づいてきた!
 
ここで、ふと気づく。
 
私、
チリの地理を、まったく知らない。
 
チリって、
南北に細長い国。
 
それくらいは知っていた。
 
でも、南の端っこって、
もっとこう……
 
地図の先っぽが、
シュッ!
と尖っているイメージ、ありません?
 
ところがどっこい。
南アメリカ大陸の最南端あたりは——
 
島!
島!
島!
島!

もはや“最南端”というより、
島迷路。
 
「どこが本体で、どこが端っこなん?」
と、地図を見ても目が迷子になる。
 
その名も、
パタゴニア・フィヨルド。
 
入り組みまくりにまくった巨大な入江。

 

ここに来て初めて、
私はこの「パタゴニア」「フィヨルド」という言葉を、
ちゃんと体感しました。
 
まず、パタゴニア。
 
登山用品の「Patagonia」じゃないよ。
いや、そっちも好きやけど。笑
 
本家パタゴニアは、
南米南端の広〜い地域名。
 
南緯42度あたりから、南緯55度のホーン岬あたりまで続く、
アルゼンチンとチリの南のほう一帯を、
ざっくりそう呼ぶらしい。
 
手つかずの自然。
氷河。
荒野。
トレッキング天国。
 
なんかもう、
地球が本気を出しているエリア。
 
そして、その中にあるのが、
フィヨルドという地形。

昔ここにいた氷河が、
削って、
削って、
削りまくって——
 
そこに海水が入り込んでできた、
細長くて、深〜い海の入り江。
 
つまり、
山と海と氷河がつくった、
地球規模の彫刻作品。
 
そんな場所へ、
PEACEBOATはぐい〜っと入っていく。
 
レッツゴー!

目的地はーー
ピオⅪ氷河。
 
別名、ブリュッヘン氷河とも呼ばれるこの氷河は、
チリ南部の巨大な氷のかたまり、
南パタゴニア氷原から流れ出している氷河のひとつ。
 
しかも、ただの氷河ではない。
 
なんと、
南米最大級の氷河。
いや、最大と言われることもあるらしい。
スケールが、いちいち地球サイズ。
 
さらに驚くのは、
世界中の多くの氷河が後退している中で、
このピオⅪ氷河は、今も前進を続けているということ。
かなり珍しい例らしい。
 
そんな特別な氷河に、
船でぐい〜っと近づいていく。


 
岩肌が、急に地球っぽくなってきた。 
空気がひんやり。気温も景色も、明らかに変わる。
あれ? あれじゃない? もしかして、氷河!?
 

ついたー!
さっぶ。
 
⋯これ、真夏です。
 

氷の壁。
青白い光。
海に浮かぶ氷のかけら。
 
地図で見れば、ただの一点。
 
でも実際に目の前に現れると、
地球の記憶そのもの。
 

 
飛行機では、絶対ムリ。
車でも、たぶんムリ。
歩いて行けと言われたら、もっとムリ(笑)
 
船だからこそ見に行ける景色。
 
世界一周の中でも、
こういう瞬間に思う。
 
ああ、
船旅って、こういうことか。
 
地図で見ていた世界に、
実際に入り込んでいく。
 
線の上をなぞるんじゃなくて、
地球のすき間へ、
そっと分け入っていく。
 
そんな感じ。
 
チリの地理、知らなかった。
 
でも、知らなかったからこそ、
この景色には、
まんまと驚かされたのでした。
 
🌀To Be Continued🌀
 
 
 

おまけ

 
期間限定特別メニュー
ホットチョコレートが
最高に美味でした!

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