MEMORIES OF THE JOURNEY

PEACE BOAT VOYAGE 122
A 107-Day Journey Around the World 2025.12.14-2026.03.30

 

Vol.41

2026.01.15

「陸の常識、沈没寸前」の巻

ヨットマン、3カップル6人のグループに出会った。
 
話を聞けば——
 
一人は、横浜に住民票を置いたまま、
姫路と二重生活。
 
ヨットは姫路港に置き、
暮らしの中心は、ほぼヨット。
 
人生の設計図が、海仕様。
 
一人は、関西のヨットハーバー開拓に関わった、
重鎮中の重鎮。
 
個人でショップも営む、
ヨット界のレジェンド。
 
そしてもう一人は、
 
「その店の、単なる客です〜」
と笑うご主人。
 
……が、その正体たるや。
 
家の壁一面が、ヨットレースの優勝カップや表彰状で埋め尽くされているという噂の、
関西ヨットレース界のトップセーラー。
 
単なる客ちゃうやん(笑)
 
そして、この奥様がまたすごい。
 
フラのプロ。
このPEACEBOATのフラチームを率いる華!
 
とにかく、キランキランオーラを放つ、
ヨットファミリー。
 
陸でしか生活したことのない近藤家には、
出てくる話が、
 
目からウロコ、ウロコ、ウロコ。
 
そして、こちらの質問も、
だいたい質問になっていない。
 
陸の民の偏見、炸裂である。
 
たとえば——
 
ヨットって、移動時間が長い。
つまり、暇なんじゃ?
 
「船を走らせてて、
暇だな〜って思うこと、ないんですか?」
 
と聞いてみた。
 
一瞬、みんなの目が遠くを見る。
 
“暇”という単語を、
辞書で探している顔。
 
そして返ってきた答えが、
かっこよすぎた。
 
「楽器で1曲演奏している最中に、
“暇だな”って思いますか?
 
それと同じ感覚ですよ〜」
 
な~~~る~~~~。
 
ヨットマンにとって航海は、
移動じゃなくて、“演奏”なんだ〜。
 
さらに、スイッチが入る。
 
「何ノットの風が吹いてるか見て、
帆の角度を合わせて、
 
“よし、6.5ノット出た”って、
船が走り出した瞬間。
 
あれ、たまらんのよ。
 
地球の軸と繋がったみたいな感覚になる」
 
出た。
ゾーン。
 
ピアニスト的に言えば、
勝手に指が動く感じ。
 
なんか神さまが、
私のカラダを通じて音を奏でているのかと錯覚するような——
 
……あ、失礼。
 
私もゾーンに入ってしまいました。
 
もとい。
 
で、恥を捨てて、
いろんな質問をしてみた。
 
横浜に住んでいて、
なぜ姫路港にヨットを置いているのか?
 
聞けば、関東の係留費は高く、
年200万円くらいすることもあるらしい。
 
一方で関西は、
年10万円くらいのところもあるとか。
 
なんと〜。
 
さらに言う。
 
「関東の海は、あんまり面白くないの」
 
「瀬戸内はうねりが少ないから遊びやすい。
海の色は外洋ほどじゃないけど、
島が多いし、最高よ」
 
確かに瀬戸内って、
海のテーマパーク感ある。
 
陸でしか生きてこなかった近藤家には、
ヨットマンの話が新鮮すぎて、
 
脳内が潮風で洗われた。
 
「俺ら、世捨て人やから〜」
 
「ほんま、ヨットに人生、狂わされました〜」
 
みんなニヤッと笑って、
ほんと楽しそう。
 
……めっちゃ羨ましい。
 
近藤家、陸の常識が、
海でひっくり返って、沈没寸前(笑)
 
もはや、
「常識」ってなんだ?ってね。
 
海で人生がひっくり返る気持ちが、
ちょっとだけ分かった気がした。
 
🌀To Be Continued🌀
 

 
ご縁に感謝!

追加情報

この記事を、フラのふみさんにお伝えしたところ、
こんな追加情報が届きました。
 
「私のところ、美化しすぎ〜」
 
と言いながら、
みなさんのスペシャル情報を、さらに盛ってくださいました(笑)
 
というわけで、
 
ここからは、ふみさん情報による
セーラーの会・豪華メンバー補足版です。
 


達樹さん

姫路ヨット協会の現会長にして、
青少年の育成や、海の安全に関する講習会を多数企画。
ヨットの普及にも尽力されている、
まさにヨット界の重鎮。
 
……いや、重鎮中の重鎮中の重鎮でした(笑)
 

ひづるさん

達樹さんの奥様。ご結婚前はキャビンアテンダント。
スラリと伸びた手脚と、整ったお顔立ちを見れば、
なるほど納得。
現在はマリンショップ経営のかたわら、
舞台を空から海へと移し、
数多くのヨットレースに出場。
ご自宅には、レースで獲得したトロフィーが
溢れかえっているとか。
 
何から何まで、う、羨ましい……!
 

ひろさん

ヨットと瀬戸内海が好きすぎて、
本宅・横浜、別宅・姫路の二重生活。
お仕事だけでなく、趣味の分野でも
そのプロデュース力を存分に発揮。
ピースボートでは、
語学教室「GETミュージカル」や、
ウクレレ・ボーカル・フラダンス合同の「チームアロハ」をまとめる、
総合プロデューサーとして大活躍。
 
船の上でも、プロデュース魂は健在!
数々のオリジナルソング、これがまたスゴイかった〜、笑った〜〜ww
 

里美さん

ご本人は「ただの主婦」とおっしゃる、
ひろさんのパートナー里美さん。
けれどその正体は、
学生時代、ハングライダーの花形選手にして、
みんなの憧れの的だったという、空のアスリート。
今もそのアスリート魂は健在。
ひづるさんと同じく、
舞台を空から海へと移し、
華麗な舵取りでご主人をサポート。
 
……ここだけの話、
 
ふみさんいわく、
奥様のほうが舵取りのセンスと技術は上ではないか、とのこと。
これは、聞かなかったことにしておきましょう(笑)
 


そして、ふみさん謙遜コーナー↓
 

義人さん

パートナー。自称「人見知り」「口下手」で、お酒を飲んでバカなことばかり言ってる変なオッサン。 ヨット歴はほぼ半世紀 で、東京→グアムや小笠原→東京の外洋レースにも出場経験あり でもやっぱり変なオッサン🤣

 

なにこれ〜〜〜〜♥(ふみさん家)
 
麻雀の腕前もプロ級!
とにかく全てを極めていらっしゃる変人、であることに間違いはありません。(←こちら最上級のリスペクト)
 

私(ふみ)

フラダンスのプロじゃなくて【インストラクター】ただ自主企画を立ち上げただけの、身長と同じく小物中の小物でございます(。>﹏<。)
 
いやいやいやいや、
誰も、そんなこと、認めません。by乗船客1950人(笑)
 


 
いやはや。
 
え〜しかし。
 
……情報量、多すぎません?(笑)

みなさん、スペシャルすぎます。
 
「セーラーの会」と聞いて、
なんとなく楽しそうな集まりを想像していたけれど、
 
掘れば掘るほど、海・空・舞台・音楽・プロデュースが入り乱れる、
とんでもない人生の達人たちの集まりでした。
 
そして、
その情報をさらっと届けてくださるふみさんこそ、
 
やっぱり⋯ただ者ではない。
 
ってことで。
 
完。(笑)

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