Vol.34

2026.01.08

「ギガに飢餓を覚える」の巻

スターリンクのおかげで、
船の上でもWi-Fiが使える。
 
太平洋のど真ん中から、
ブログが発信できる。
 
星座アプリを開けば、
「うわっ、あれが南十字星か!」と分かる。
 
Googleマップには、
「今ここ!」ってピンも立つ。
 
文明って、すごい。
 
……がしかーし。
 
これがまた、エクスペン渋っ!
30ギガで、なんと3万円なり〜〜〜〜〜〜。
 
しかも、だぁさまと私、同時には使えない。
ということは、2つ購入で6万円。
 
さらに、パソコンと携帯。
複数台で同時に使えないから、もう1つ……で、9万円。
 
やばい。
iPad……いや、もうこれ以上はやめておこう〜(震)
 
画像を1枚送るたびに、耳元で鳴る。
 
チャリン……
チャリン……
 
ギガの残数が、みるみる減る。
 
まだ1ヶ月も経っていないのに、
すでに底が見えてきた。
 
このままいくと——
 
まもなく12万円突破〜〜〜(震)
まだ1ヶ月も経ってへんのにー!
 
という事情により、
ギガを節約するため、徐々に
 
「使うときだけログイン生活」
 
に突入した。
 
だぁさまがLINEで、
「12階、左舷前方外にいまーす!」
 
と私に送信しても、
既読が付くころには、もう私は別のフロア。
 
もはやLINEは、連絡手段ではない。
 
なので。
 
一緒に行動するつもりが、はぐれると——
もう会えない。
 
船がでかい。
人も多い。
 
会える確率、立山のライチョウ並み〜。
 
おーい。
いるなら出てこーい(笑)
 
だけど、しばらくすると——
なんとなく「コツ」が分かってくる。
 
会いたい人がいるときは、想像力を使う。

「そろそろ14階に上がってくる頃かな〜」
「夕方だし、一杯やってるんじゃない〜」
「あの企画、絶対参加してるはず〜」
 
顔を思い浮かべながら、動いてみる。
すると不思議と、会える。

これ、ちょっとアナログ時代の伝言板に似ている。
 
「17時にここで!」
って書いて、信じて待つ——
あの感じ。
 
時代はデジタル。
ITもAIも当たり前。
 
面倒くさいことが、どんどん手から離れていく。
 
でも、その「面倒くさい」の中に、
人間らしさって、けっこう詰まっていたんだなぁと思う。
 
もし、相手の気持ちを全部見抜いてくれるAIができたら、
誤解も、すれ違いも、減るかもしれない。
 
でも、その瞬間。
向き合う相手は、“人”じゃなくて、AIになる。
 
分かり合うって、
ちょっと面倒で、ちょっと不確かで、
ときどきズレて、ときどき迷う。
 
でも、だからこそ面白い。
 
全部ひっくるめて楽しむ力。
 
それが旅の醍醐味で、
たぶん人生の醍醐味。
 
……って、かっちょいいことを言いながらも。
なぜか、どんどんギガは減る。なぜだ、
 
チャリン。
チャリン。
 
ギガ問題に、飢餓を覚える〜(震)
 
完全に脱デジタルできるのは、
よほどの達人か、

無一文で無人島に行くか。
 
……悩ましい〜(笑)
 
デジタル時代を知っているからこそ、
アナログの良さも感じられる。
 
アナログ時代を知っているからこそ、
デジタルのすごさも分かる。
 
しゃーない。
えぇあんばいでいこう。
 
たかがギガ。
たかがギガ!
 
……されど、ギガ〜〜〜〜!!!!!
 
チャリンチャリン〜〜〜〜〜!!!!!
 
いや、もはや、
ばっさばっさ〜〜〜〜〜!!!!!
 
札束が飛んでいく音やないかい!
 
お土産買うお小遣い、
ない〜〜〜〜〜!!!!!
 
空の上の衛星に感謝しながら、
財布の中身は、静かに低軌道へ落下していくのであった⋯
 
 
🌀To Be Continued🌀

気になって調べてみた
 

スターリンク導入が公式に発表されたのは?

 
2024年3月12日。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000067446.html
 
2023年冬出発の《VOYAGE116》航海中には、すでに導入が発表されていたらしい。
 
あるとないとで、旅の仕方は大きく変わるよね〜。
 


 

ちなみに、スターリンクとは何者か。

 
ぴーちゃんに教えてもらったよ↓
 
スターリンクは、イーロン・マスク率いるSpaceXが手がける、衛星インターネットサービス。
 
地上に電波塔を立てるのではなく、地球のまわりを飛ぶたくさんの人工衛星を使って、インターネットを届ける仕組みである。
 
しかも、その衛星は「静止衛星」ではなく、地球に比較的近いところを回る「低軌道衛星」。
 
地球との距離が近いぶん、通信の遅れが少ない。
 
だから、従来の衛星インターネットよりも、動画を見たり、メールを送ったり、オンラインでやり取りしたりしやすい。
 
下り最大220Mbps、上り最大25Mbps。
 
5Gに勝らぬとも劣らず。
海の上で利用できるなんて
ほんますごい。
 
 
スターリンクの本格的な展開が始まったのは、2019年。
 
2019年5月、SpaceXは最初の大きな一歩として、60基のスターリンク衛星をまとめて打ち上げた。
 
そこから次々と衛星を増やし、いまでは地球のまわりに、何千、何万という規模の衛星ネットワークを築こうとしている。
 
その目的は、都市部だけでなく、山間部、離島、砂漠、海の上など、これまでインターネットが届きにくかった場所にも、高速通信を届けること。
 
つまり、私たちが太平洋のど真ん中でブログを更新できたのは、空の上をぐるぐる回っているスターリンク衛星たちのおかげ、というわけである。
 
すごい時代になった。
 
昔なら、船旅といえば、
「しばらく連絡が取れません」
が当たり前。
 
ところが今は、水平線しか見えない海の上からでも、写真を送り、地図を見て、星座を調べ、ブログまで更新できる。
 
地球の果てまで、インターネットが追いかけてくる時代。
 
……便利である。
 
めちゃくちゃ便利である。
 
ただし。
 
便利には、たいてい請求書がついてくる。
 
そしてギガの減り方も、
まさに宇宙規模⋯であった。(←遠い目w)
 
 
 

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