Vol.28

2026.1.2

「動く保養所」の巻

この船、乗客1950人の年齢分布が、ちょっと独特である。
 
年齢は、2歳から93歳まで。
人生の幅が、太平洋クラス(笑)
 
体感としては、30〜50代が圧倒的に少ない。
 
20代は、ポスター貼りまくりのディスカウント制度で、
ほぼ0円参加という強者たちが約70人ほどいるらしい。頼もしい。
 
そして、何より多いのが元気なシニア層。
とにかく多い。
 
特に70代が多い……気がする。
いや、80代のほうが多いようにも見える。
しかも、その層、だいたいリピーター。
 
そう。
この船、リピーター率が高い。
ほんとに高い。
 
会話の第一声が、だいたいこれである。
「何度目の乗船ですか?」
まず先輩を立てる。
ここ、めちゃ大事(笑)
 
ピースボートは、春・夏・冬の3コースを3周して、ようやく「初心者脱出」らしい。
 
近藤家なんて、初心者にもおよばない。
まだ“入門書の帯”くらいの位置である。
 
そんな私たちの前に現れた、11周目の人。
11周目。
世界を11周。
もはや地球が庭。
 
噂では、20周以上、いや35周した人もいるらしい。
「ちょっとそこまで」が地球一周の人たちである。
 
でも、リピーターが多い理由も、乗ってみるとよくわかる。
 
三食つき。
掃除お任せ。
企画は毎日、大量。
人にも会える。
ひとりにもなれる。
海も見放題。
 
要するに、日常の面倒はカットして、楽しみだけフル装備。
 
こうなってくると、もう
「地球を何周する」とか
「どこへ行く」とか、
だんだんどうでもよくなってくるのかもしれない。
 
ここで見えてくる、船旅の正体。
 
それが——
動く保養所。
 
保養所とは、
暮らしの面倒を少し減らしてくれて、
勝手にコミュニティーまで形成してくれる場所である。
 
この船も、まさにそれ。
 
食事は基本、相席。
つまり、こちらが望む望まないにかかわらず、一人にはしておいてくれない。
 
コミュニティーは、こんな感じで形成されていく。
 
朝。
昼。
夜。
毎回。
 
「はじめまして〜。大阪から来ました近藤です。よろしくお願いします」
 
相手の名前。
住んでいる場所。
職業。
旅歴。
脳内ファイリング。
 
最初は、けっこう律儀にやる。
 
でもね。
 
朝・昼・夜。
毎日。
107日。
人間の記憶容量、そんなに大きくない。
 
気づけば、顔は覚えているのに名前が出ない。
住んでいる県も怪しい。
職業にいたっては、もはや幻。
 
そして、みんなが悟る。
「……何も、聞かなくてもいいか」(笑)
 
その代わりに起こるのが、
類は友を呼ぶ現象。
 
不思議なもので、自然と気の合う人たちが固まってくる。
 
よく同じテーブルになる人。
よく同じ企画にいる人。
よくデッキで会う人。
なぜか毎回エレベーターで一緒になる人。
 
名前はあやふやでも、
「あ、また会いましたね〜」
で、ちゃんと会話は成立する。
 
船内では、肩書きよりも、年齢よりも、
“感じが合うかどうか”のほうが大事になってくる。
 
会社もない。
家事もない。
近所付き合いもない。
毎日の献立を考える必要もない。
 
そのかわりにあるのは、
今日の海と、今日の予定表と、今日たまたま隣に座った人。
 
これが、なかなか不思議な世界である。
 
旅をしているようで、
暮らしている。
暮らしているようで、
毎日どこかへ向かっている。
 
しかも、陸の暮らしより、
ちょっとだけ人との距離が近い。
近すぎる日もある。
正直、そっとしておいてほしい日もある(笑)
 
でも、それも含めて、船内生活。
動く保養所は、今日も太平洋の上を進んでいく。
 
三食つき。
掃除つき。
海つき。
人間模様つき。
 
そして、ときどき、名前が出てこない人つき(笑)
 
🌀To Be Continued🌀

ー洋上でお正月ー

起きたらこんなことになってた〜


 
「あけましておめでとうございます!」
 14階 ホライズンコート

ここは日本か!
 

午年!
 

桃饅頭!
お着替えしてレッツゴー!
 
 写真撮影コーナー

デッキへ!

なんだなんだ?
 
 
おぉ!酒樽の鏡開き〜
 
 
 

1950人の行列(笑)
船長&田中ディレクター「イエーィ!」
いただきます!

 
今年もニコイチで(笑)
 
チームウクレレ集合〜!
 
 
 
 
 
 
 
 
 夕日が綺麗。CMで使ってもらえませんか?(笑)
 

 
今ここ。
明日はタヒチへ上陸!

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