Vol.17

2025.12.22

「太平洋フライングシアター」の巻

乗船から約1週間。
どんどん揺れが“ここちよく”なってきた(笑)
 
日付変更線も越えて、ほぼ太平洋ど真ん中。
もはやフライングカーペットSSSSS席。知らんけど〜。
 
ここまで来ると、ひとつ結論が出る。
「環境に合わせて、人は適応する」
生き物の適応能力、ほんますごい。
 
さて、話は飛んで。
 
イマドキの映画館って、すごいらしいね〜
(私はあんまり知らないけど)
 
座席が動く。
風が吹く。
水しぶきが飛ぶ。
匂いまで来るーー。
 
もはや映画というより、参加型アトラクション。
4DXとかMX4Dとか、そういうやつ。
 
だから、きっとこうなる。
「この映画は、あの箱で観たい」
「この箱で、あの映画を見たい」
 
つまり⋯
映画を選ぶのか、箱を選ぶのか問題。
 
で。
 
この船にも、でっかいホールがあって、毎日映画館になる。
しかも無料。
 
せっかくなので、何本か観てみた。
そして悟った。
 
太平洋フライングカーペットの上の映画館は、
4DXでもない。
MX4Dでもない。
 
「太平洋フライングシアター」
である。
 
今日も出たぞフライング〜(笑)
 
でもね、
「またフライングネタかい」と思った方もちょっと聞いてほしい。
 
ここでは、映像効果が太平洋によって増幅される。
しかも、映像と揺れがピタッと合った瞬間ーーすごい。

まず王道。
 
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART1』
 
トム・クルーズがバイクで崖から飛び出し、
パラシュートで降下する、あの超有名スタント。
 
ーーの瞬間、
私の座席も勝手に“落ちる”。
トムと一緒に落ちる。
 
え、これ4DX?
いや、太平洋です。

次。
 
『ウィキッド:Part I』
 
緑の肌の少女エルファバと、人気者グリンダ。
大学で出会って友情を育て、
やがて“悪い魔女”と“善い魔女”へーーという、あの物語。
 
ホウキで飛ぶシーン?
左右上下に忙しすぎて、
こっちは魔女じゃなくても浮遊感。

そして個人的に、
“揺れとの相性”が最強だったのがー
 
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
 
1960年代、アポロ計画のPRを任された敏腕マーケターと
現場責任者がバチバチやり合いながら進む物語。
 
極めつけは、
「万一に備えて“偽の月面着陸映像”も撮れ」
という、とんでも指令。
 
宇宙の浮遊感?
太平洋が「任せろ」って言ってた。
 
ロケット発射も、月面ウォークも、お見事。

最後に、重ための一撃。
 
『オッペンハイマー』
 
“原爆の父”と呼ばれたJ・ロバート・オッペンハイマー。
マンハッタン計画。
そして、トリニティ実験へ向かう緊張の物語。
 
あの実験シーン。
静寂のあとに来る“圧”。
 
ゴゴゴゴゴ……
 
音響なのか、船の振動なのか、
もはや境目がわからない。
 
細胞まで届く感じ。
ヤバいw

で、思った。
これ、ビジネスになるんじゃない?
 
いや、
太平洋まで出て、
数日かけて船酔いを克服して、
「さあ今日だ!」という日に限って凪だったら――
はい解散。リスク高〜(笑)
 
ままま、皆さん。
もし機会がございましたら(なかなかないか?)
観たい映画をひっさげて、
「太平洋フライングシアター」へお越しください。
 
ただし。
『タイタニック』はオススメしません。(爆)
 
 
いやしかし、
 
映画をみなくても、
リアル揺れと衝撃音に圧倒されるシーンは、
日夜楽しめます。
 
🌀To Be Continued🌀
 

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